専門性を持って働こう

認定カウンセラーが働く現場

高度先進医療の技術を用いたカウンセリング

大学病院などで取入れられている高度先進医療の技術は、癌治療や移植手術の分野で多く活用されていますが、遺伝子診断という領域でも必要性が増している新たな技術です。

遺伝子検査の結果を基にしたカウンセリングは、早い段階での治療を可能にし、
先天性の異常を未然に確認して、効果的な対応策を考案する目的でも利用されているのです。
遺伝子診断の認定カウンセラーの資格を保有する看護師は、遺伝子から解析された情報をもとに治療の選択肢を提示し、
個々の相談者が最善の治療法を選ぶ事が出来るようにカウンセリングを実施しています。

高度先進医療の技術の普及に伴い、遺伝子解析を提供できる事業者が台頭し始めました。
また医療機関でも遺伝子カウンセリングを行う専門の外来などが設置された事で、遺伝子検査が受けやくい環境が確立されはじめています。
しかしながら、遺伝子情報をもとに治療法を考案できる専門医の数は不足しており、
医療機関では医師の負担を軽減する為にも、遺伝子カウンセリングの資格を持つナースの人材確保が急務とされています。
遺伝子情報を用いたカウンセリングは、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を事前に予測する為にも効果的な手段とされており、
これまでの病歴や家族歴なども参照しながら、生活習慣病にかかりやすい体質かどうかを見極める事が出来るようになっているのです。
そのため、日常的な病気の危険性を回避する手段としても活用されており、身近な検査となりつつあります。
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